令和7年度 運輸安全マネジメントに関する取り組みについて
山梨交通株式会社では、輸送の安全を確保するための基本的な方針、その他輸送の安全に係わる情報を以下のとおり公開いたします。
1. 輸送の安全に関する基本的な方針
- 社長は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たすとともに、現場における安全に関する声に真摯に耳を傾けるなど現場の状況を充分に踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させる。
- 輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善を確実に実施し、安全対策を不断に見直すことにより、全社員が一丸となって業務を遂行することにより、絶えず輸送の安全性の向上に努め、また、輸送の安全に関する情報については、積極的に公表する。
- 安全スローガン「高めよう 安全意識と危険予知力」 私たちは、常に安全意識と危機予知力を持つと同時に、更にそれを高めていくことにより、お客様に「安全」と「安心」を提供し、快適に目的地まで輸送することを使命とします。
2. 輸送の安全に関する重点項目
- 輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規程に定められた事項を遵守する。
- 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うよう努める。
- 輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正措置又は予防措置を講ずる。
- 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達、共有する。
- 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し、これを適確に実施する。
3. 自動車事故報告規則第2条に規定する事故に関する統計
- 令和6年度 1件 相手方の原因による事故
4. 輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況
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令和6年度の目標達成状況
バス・タクシー運転者に責任のある事故の発生件数は、39件を上回らないとの目標を設定し事故防止活動に取り組み、令和6年度は72件と目標を達成出来なかった。 -
令和7年度の目標
(1)重大事故発生件数の目標 0件
(2)車内事故発生件数の目標 0件
(3)有責事故発生件数の目標 36件
5. 輸送の安全に関する教育および研修の実施状況
- 運輸安全マネジメント全体研修(令和7年2月8日・9日・11日・12日)
- 運輸安全マネジメントガイドラインセミナー(令和6年6月5日)
- NASVA安全マネジメントセミナー(令和6年10月23日)
- 中部運輸局安全マネジメントセミナー(令和6年11月27日)
- 茨城県ひたちなか市安全運転研修センター研修(令和6年11月12日~11月13日)
- 山梨県バス協会安全運転研修会参加(令和6年12月13日・14日)
- 運行管理者基礎講習参加(令和6年6月18日~6月20日)
- 運行管理者一般講習参加(令和6年6月13日・9月26日・10月30日)
- 整備管理者会議(令和6年6月27日・12月20日)
- 整備管理者研修(令和6年11月18日)
- 整備主任者研修(令和6年10月22日~11月19日)
- 静岡県バス協会ドライバーズコンテスト(令和6年1月28日)
6. 輸送の安全に関する査察等の取り組み状況
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安全運動期間における営業所の査察
春:令和6年4月8日~5月18日
夏:令和6年7月26日~8月2日
秋:令和6年9月24日~9月27日
年末年始:令和6年12月13日~令和6年12月27日 -
主要駅前ロータリーにおける査察
春:令和6年4月8日~4月15日
夏:令和6年7月25日~8月6日
秋:令和6年9月24日~9月30日
年末年始:令和6年12月11日~12月13日 - 本社管理職による営業所点呼立ち合い:令和6年7月26日~8月27日・令和6年12月10日~令和7年1月10日に実施
- 休憩地における査察:〔高速バス〕令和6年4月28日に黒丸SA、令和6年7月29日、12月16日に双葉SA〔観光バス〕令和6年7月29日に談合坂SA〔タクシー〕令和6年7月30日、12月16日に甲府中央のりば、貢川のりばにおいてそれぞれ実施。
7. 輸送の安全に係る内部監査結果
当社は、安全管理規定に基づき、令和7年3月17日に監査人により経営トップおよび安全統括管理者への内部監査を実施いたしました。
監査においては、運輸安全マネジメントに関する安全方針の周知方法、目標達成のための推進状況、今後の方針について点検し、各種取り組みが着実に実施されていることが確認されております。
8. 外部機関による運輸安全マネジメント評価を実施
令和6年12月16日~12月18日に東京海上ディーアールが経営トップおよび安全統括管理者に運輸安全マネジメントに関する取組等についてインタビューを実施いたしました。
9. 令和7年度の輸送の安全に関する計画
- 安全スローガンの制定
- 全乗務員を対象とした全体教育の実施(運行管理者や補助者を含む)
- 全経営トップと現場とのコミュニケーションの強化
- ヒヤリ・ハット情報の収集、共有と事故防止への活用
- 安全マネジメントの理解の浸透
- 運行管理者・運行管理補助者、整備管理者・整備管理補助者のレベルアップ
- 添乗指導制度の継続的実施
- 飲酒運転を根絶する意思の徹底
- 運転者の健康状態の把握と健康に起因する事故の防止
- ドライブレコーダーを活用した教育の実施
- 社内無事故・無違反表彰及び社外の各種表彰
- エコドライブ運転教育及び事故分析教育の実施
- バック事故防止教育の実施
10. 輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統
- 別掲1「安全管理組織図」とおり
11. 令和7年度の輸送の安全に関する予算等
- バス・タクシー車両代替え(19,720万円)
- 遠隔地点呼・飲酒検知システムの導入(30万円)
- 貸切バス予約システム「発車オーライ」クラウドシステムの導入(346万円)
- 「運輸安全マネジメント全体研修会」の開催(51万円)
- 路線バス注意喚起放送装置の導入(76万円)
- 路線バス車内金庫新500円硬貨対応データ改修(1,104万円)
- 脳MRIスクリーニング検査の実施(172万円)
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の実施(45万円)
- 全職員を対象としたストレスチェックの実施(44万円)
- 新型コロナウイルス感染防止対策(35万円)
- PASMO販売窓口端末リプレイス(813万円)
- 甲府駅前デジタルサイネージリプレイス(3,014万円)
- 伊勢町営業所洗車機代替(700万円)
12 . 事故、災害に関する報告連絡体制
- 別掲2「重大事案発生時の初動体制」とおり
13. 安全統括管理者、安全管理規程
- 安全統括管理者 常務取締役 池田 雄次
- 別掲3「安全管理規程」とおり
14. 輸送の安全に関する教育及び研修の計画
- 別掲4「乗務員教育計画表」とおり
15. 一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款
- 別掲5「運送約款」とおり