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安全に対する取り組みの一環としての「雪山研修(雪上トライアル)」の実施について
貸切バス2019年3月7日当社では、バスの運行に関して様々な安全に対する取り組みを行っておりますが、今回はその一つである、観光バス事業部が実施した「雪山研修(雪上トライアル)」をご紹介します。
この研修は、例年冬季に積雪の多い地域に出向き、乗務員に対するタイヤチェーン装着の技術指導や雪道における安全運転技術の向上を目的としています。本年度は、2月下旬に長野県の菅平・北志賀で実施いたしました。タイヤチェーン装着訓練
雪上においてのタイヤチェーン装着の研修を行いました。研修の主な要点は以下の三点です。
- 積雪時の危険個所の確認
- 乗車・降車の場所の確認
- チェーン脱着作業の手順の確認
バスのチェーンには、「シングルチェーン」と「ダブルチェーン」があります。
車両の後輪は、片側2本ずつの左右あわせて4本のタイヤがあります。「シングルチェーン」は左右の外側のタイヤに1本づつ装着することを言い、「ダブルチェーン」は左右の後輪のタイヤ4本すべてに装着することを言います。
担当者は、当日の積雪量やアイスバーンの状態等の状況に応じて「チェーン」の装着本数を使い分けるよう指導し、乗務員は真剣な眼差しで繰り返し脱着の訓練を行っていました。
ダブルチェーンを装着する際は、奥側のタイヤの裏側に留め具を掛ける必要があり、車体の下に潜りながら装着をする訓練も併せて行われました。
今回の研修は、新人乗務員を含め多数の乗務員が取り組み、研鑽に努め各自が確実にレベルアップすることが出来ました。
当社では、これからも様々な取り組みを積み重ね、安全運行をしてまいります。